①塗膜厚を決め、ロールコーターによりはく離紙に転写します。
写真右側のローラーの裏に粘着剤をセットしています。
②乾燥炉で熱を加え、粘着剤中の溶剤を飛ばして塗膜形成のための化学反応を進めます(内部の写真は撮れませんので外側から)。
③乾燥炉から出てきた粘着剤付はく離紙と、お客様からお預かりした素材とを貼り合わせます。その後、巻物は巻き取って行き、平板は一枚ずつ切り分けて行きます。
写真では貼り合わせているところです。
③1300mm巾の合皮の巻取(写真左)と厚紙の切り分け(写真右)です。
粘着加工の仕上がりについて
加工前の人工皮革です。
加工後の人工皮革です。少々わかりにくいですが、はく離紙からめくった様子です。商品の両端1.0~1.5cmは、作業工程上粘着剤をつけることができません。
加工実施時の天候や加工ロットにより、はく離紙にシワが入ることがあります(大きいロットの方が出にくいです)。粘着力には影響はありませんが、薄い、柔らかい素材ですとその型が表にでる可能性がありますのでご注意ください。